夜中トイレに起きてしまう…その対策にノコギリヤシ？
中高年と呼ばれる年代に差しかかると、だんだんとトイレが近くなる方が増えていき、夜中も何度かトイレに起きてしまう、というケースが珍しくありません。
が、「年のせいだから」とそのままにしておくと、一晩に起きる回数が2回、3回と増えていき、熟睡が妨げられて、疲れが取れずに集中力が低下したり、昼間の眠気の一因になってしまいます。
さらに怖いのは、トイレに行くまでの間に転倒して怪我をしてしまうことです。
夜中もトイレに起きてしまう原因として、まず水分の摂り方が挙げられます。
就寝前に、ビールやカフェイン入りの飲み物など、排尿を促す物を飲むのは控えましょう。
また、乾燥する季節や、逆に汗をかく季節であっても、むやみな水分の摂りすぎは禁物です。
体を冷やしたり覚醒させたりしないよう、ホットミルクや常温の水を少し飲む程度にしておきましょう。
トイレで目が覚めたからといって、その都度水分を摂るのもNGです。
中高年男性の場合、前立腺の変化で尿が出づらくなり、その結果膀胱に尿が残って、夜中に目が覚めている可能性があります。
このような場合の対策としては、ノコギリヤシサプリの服用があります。
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中高年男性におすすめの対策方法
ヤシ科の「ノコギリヤシ」という植物の果実から抽出されるエキスを利用したサプリで、排尿トラブルへの対策に役立つと注目されています。
ノコギリヤシエキスは、加齢とともに前立腺が大きくなってしまう一因とされる「5-αリダクターゼ」という酵素をブロックします。
こうして中高年男性に起こりやすい前立腺の変化が和らぎ、排尿がスムーズになるのを期待できます。
尿がすっきりと出れば、膀胱に尿が残って夜中に目が覚める心配もありません。
ノコギリヤシのようなサプリメントは、服用すれば誰もが実感するというものではなく、ノコギリヤシを服用してすぐに「夜中目覚める回数が減った」という感想がある一方で、「変化をあまり感じられなかった」という感想もあります。
ノコギリヤシが体質に合うかどうかは、服用してみないと分かりません。
飲み方をしっかり確認したうえで、ノコギリヤシサプリを試してみるといいでしょう。
夜中の尿意対策に「足上げ運動」
ノコギリヤシの飲み方を確認した次は、対策となる運動習慣を見てみましょう。
排尿トラブルにいいとされる骨盤底筋体操に加えて、夜間の尿意には「足上げ運動」もおすすめです。
就寝時に体を横たえることで、下半身に溜まっていた水分が心臓へ戻ろうとし、その結果膀胱の尿量が増えて、トイレに行きたくなることがあります。
そこで、前もって下半身の水分を上半身に戻し、就寝前に排尿を済ませておくのが、足上げ運動の目的です。
方法は簡単で、横になり、膝下からふくらはぎの部分を高めのクッションなどに1時間ほど上げておくだけです。
就寝直前に行うとちょうど眠りにつく頃に尿意が起こってしまうので、夕方～就寝2～3時間前までに行うのがポイントです。
また、もし尿意で目が覚めてしまっても、体を完全に起こすことなく、再び眠りやすいような環境を作っておくのも大切です。
体を目覚めさせてしまうような蛍光灯や携帯電話の灯りを目にしたり、冷たい床に直に足をつけたりしないよう、注意してみてください。
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