前立腺のトラブルにノコギリヤシが役立つの？
「夜中、トイレに行きたくなって何度も目が覚めてしまう」というトラブルは、年齢を重ねるにつれて増えていきます。
60代では、約8割の方が、夜中1回以上トイレに起きているという調査結果があります。
夜中に尿意を感じる原因はいくつか考えられ、複数の原因が絡み合って起こることも多いですが、大きく分けて「排尿そのものに不具合がある場合」と「睡眠に不具合がある場合」とがあります。
後者では、目が覚めただけで尿意がないのに、とりあえずトイレに行っているということであり、眠りの浅さなど、睡眠そのものに問題があります。
前立腺が関係するのは、前者の「排尿そのものに不具合が生じている」ケースです。
これは、排尿トラブルにいいと言われるノコギリヤシサプリが役に立つケースでもあります。
「前立腺は生殖機能のひとつであって、排尿とは関係ないのでは？」と思うかもしれません。
ですが、クルミ程度の小さな器官である前立腺は、膀胱のすぐ下、精嚢とも隣接して、尿道を取り巻くような位置に存在しています。
その位置から見て生殖と排尿、両方の機能に関係していると考えられるのです。
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夜中のトイレの背景にある、前立腺のトラブル
夜中のトイレなどの排尿トラブルにつながるのは、前立腺が大きくなり過ぎて、取り巻いている尿道を圧迫し、尿がスムーズに流れなくなってしまう状態です。
例えば、膀胱に300～400ml尿があるのに、尿道が狭まって100mlしか排尿できず、200～300mlが膀胱に残ったままになってしまいます。
こうして、睡眠中にも排尿したくなるというわけです。
なかには治療が必要な場合もありますが、多くの場合はセルフケアで様子を見ていくことになります。
そんな時のセルフケアで選ばれているのが、ノコギリヤシのサプリメントです。
ノコギリヤシを服用した方の感想では、「一晩に3～4回はトイレへ行っていたのが、ノコギリヤシを飲み始めたら朝までぐっすり眠れるようになった」「1回しか起きなくなった」といった体験が聞かれます。
これは、ノコギリヤシエキスが、男性ホルモンバランスの乱れを促す酵素をブロックするためです。
前立腺の肥大傾向の原因はまだはっきりとは分かっていないものの、男性ホルモンの一つであるDHT増加が一因と考えられ、ノコギリヤシにはそのサポートを期待できます。
こうして前立腺のトラブルが和らぎ、夜中のトイレ回数に変化がおきるのではないかと考えられています。
朝までぐっすり眠るためにできること
夜中のトイレ回数の増加を引き起こすのは、ノコギリヤシがサポートする前立腺の問題だけではありません。
加齢によって心臓や血管のポンプ機能が衰え、水分が心臓や腎臓に戻らず下半身に溜まってしまうことでも引き起こされます。
眠る前に、このような下半身の水分を排出しておくことが大切です。
就寝の3～4時間前に入浴したり、ウォーキングやマッサージで血流を促してみてください。
睡眠そのものの質を高めるため、寝過ぎないように気を付けたり、トイレに起きてもすぐに入眠できるように、フットライトなどで照明を最小限に抑えるという工夫もあります。
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