ノコギリヤシの服用は食後がいい！その理由は？

服用は食後がいい！その理由は？

トイレの回数が多すぎたり、尿漏れや残尿感に悩んでいる多くの方に愛用されているノコギリヤシ。
北米産の植物が原料であり、摂取する場合には「サプリメント」の形状であることがほとんどです。
多くの商品はカプセル状で、サプリメントの中では少し大きめとなっています。

薬と同様に水で服用するノコギリヤシは、食品であるためにいつ飲んでも問題はありませんが、ノコギリヤシの力を引き出すためには「食後30分～1時間以内」に服用することが大切です。

サプリメントを飲んだ場合、体内でカプセルの中身が溶け出し、吸収されるまでに一定の時間が必要となります。
食前にカプセルを服用すると、この時間が経たないうちに食物が中に追加され、ノコギリヤシ成分を十分に浸透させる前に、食べ物と一緒に消化されてしまう恐れがあるのです。
そうなればせっかくのノコギリヤシ成分も、そのパワーを十分に得ることができません。

食後の服用であれば、消化酵素の分泌により、効率よく時間をかけて成分を体内に取り込むことが可能になります。
同じサプリメントでも、ノコギリヤシと相性が良いとされる亜鉛やビタミンを含む商品を選べば、よりサポート力をアップさせることができますね。

欧米に比べれば普及率の高くない日本において、厚生労働省による推奨摂取量は特に定められておらず、商品ごとの表示に従うことになります。
自然由来の食品なので副作用のリスクは少ないとはいえ、飲み過ぎなどの誤った服用は、成分を減らすだけでなく、腹痛やほかのトラブルを招くリスクにつながりかねません。

商品ごとの服用量を守ったうえで、最大限の満足感が期待できるよう、食後の服用を忘れないようにしてください。

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サプリメントを飲むタイミング

サプリメントはいつ飲んでもいい、と考えてしまっていませんか？
確かに、飲み続けることが重要という意味では自分の都合のいいタイミングで飲むことも大事ですが、何のためにサプリを飲むのかといえば、解決したい悩みがあるからですよね。

トイレの回数が多かったり、キレが悪かったりする悩みを和らげたくてノコギリヤシを飲もうとするとき、重要視したいのは「吸収率を高めること」と「胃腸への負担を軽減さすこと」です。

気付かないうちに吸収率の良くないタイミングで飲んでいると、何か月飲み続けても十分なパワーを蓄えられず、なかなかプラスの変化を感じることができなくなってしまいます。
また、せっかくトイレの悩みが良くなったとしても、吐き気や胃もたれなどほかのトラブルを引き起こしてしまっては大変です。

食前に飲むのを避けたい理由

サプリメントの成分吸収率を高めたいとき、「食前に飲むのがいい」という説があります。
胃腸が飢餓状態になっているタイミングでサプリメントを飲むことで、砂に水がしみ込むようにすばやく成分を吸収することができる、という考え方です。
ただしノコギリヤシについては、この飲み方はおすすめできません。

ノコギリヤシ成分には脂質が多く、空腹時に飲むと消化するのに負担がかかり過ぎて胃が荒れてしまうリスクがあります。
またノコギリヤシは脂溶性であるために、脂質の含まれた食品を食べた後に飲むことで、効率よく成分を溶かし取りこむことができますが、食前に飲むとこの特性が全く生かされないことになり、もったいないのです。

ノコギリヤシサプリについては、これらの理由から食後30分～1時間以内に飲むようにしてみてください。
先の脂溶性という特徴を考慮し、直前の食事には脂質を含む食品を加えるように心がけましょう。

夕食後、就寝前のタイミング

食後のほか、就寝前の服用もぜひ検討したいタイミングです。
その理由はホルモン分泌のリズムにあります。
ホルモンは一日中分泌されていますが、特にその分泌量が多くなるのが睡眠中です。
したがって、就寝中にノコギリヤシ成分が体内で活性化できるように服用すれば、より効率よく悩みをサポートできると考えられます。

夕食が遅めという方の場合、夕食後と就寝前のタイミングを合わせやすくなりますね。
就寝前といっても、眠る直前に水分を摂ると、夜中尿意で目が覚めやすくなってしまいます。
ノコギリヤシを飲んだ後に、入浴や趣味の時間などリラックスタイムを挟んでから眠るのが良さそうです。