ノコギリヤシを飲んだ方がいいか判断するには？
ノコギリヤシサプリを探している方の中には、「トイレが近くなったように感じるけど、サプリを飲むほどなのか迷う」という方もいるかもしれません。
排尿は生理的な行動なので、状態を客観的に把握するのは難しいですよね。
医学的には、起床中の排尿回数が8回以上、睡眠中では1回以上で「何らかの異常がある」と判断します。
とはいえ、実際に起こるトラブルは排尿回数だけでなく、残尿感や排尿前のいきみの有無など様々なものがあります。
ところで排尿悩みのなかでも、ノコギリヤシが特に勧められるのは、男性の前立腺の変化によってスムーズな排尿が難しくなるケースです。
具体的には、加齢などの要因で前立腺が大きくなり過ぎて尿道を圧迫する結果、尿がスムーズに排出されなくなります。
実は、総合的に前立腺トラブルの状態を判断するための質問票が考案されています。
排尿回数やいきみなどのいくつかのトラブルについて回答をスコア化し、その合計点数が、前立腺のトラブルの程度を判定する基準になるのです。
この質問票はインターネットで公開されているので、自分でチェックし、ノコギリヤシ利用の参考にしてみてはどうでしょうか。
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どんな状態だとノコギリヤシが役立つ？
「尿が残る感覚」「排尿間隔」「尿の途切れ」「尿勢」「尿意の切迫感」「尿の出づらさ」「夜間の排尿」についての7つの質問があり、それぞれの回答で、全くない→0、5回に1回未満→1、2回に1回未満→2、2回に1回→3、2回に1回以上→4、ほとんどいつも→5というスコアなります。
当てはまる数字を合計して、各スコアが1以下、つまり7点以下であれば軽度、8～19点で中等度、20点以上の場合に重度と判断します。
ノコギリヤシの力が特に活かせるのは、「軽度」の段階と言われます。
スコア表で言えば、それぞれの質問に対し、全くないか、5回に1回にも満たないという状態です。
そうだとすると、「自分の場合、それよりは頻度が高い気がするから、ノコギリヤシを飲んでも意味がないのだろうか」と感じる方もいるのではないでしょうか。
例えば、排尿間隔で「排尿後2時間以内にトイレに行きたくなるか」という項目で2回に1回以上（4点）、尿が残る感覚と尿の出づらさで2回に1回（各3点）と回答すれば、計10点で中等度と判断されるようなケースです。
排尿状態に加えてQOLも判断材料に
そのような方でも、ノコギリヤシが役立つ可能性はあります。
実際、病院の診断でも先のスコアに追加されるのが、「QOL（quality of life）」に関する質問です。
困窮度スコアとも呼ばれ、「今回の状態が生涯続くとすればどう感じるか」という問いに対し、「大変満足」「満足」であれば軽度、「ほぼ満足」「なんともいえない」「不満気味」で中等度と判断します。
排尿の悩みでは、状態もその感じ方も個人差があります。
先のスコアで中等度と出ても、QOLとしては満足という場合、ノコギリヤシで様子を見ても良いと言えるのではないでしょうか。
もちろん、QOLとしても辛かったり、排尿状態以外に痛みや別のトラブルがある場合は、病院で診察を受ける必要があります。
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