ノコギリヤシ以外にも排尿トラブル対策用サプリはあるの？
体が冷えたときやアルコールをたくさん飲んだとき、コーヒーを飲み過ぎたときなどにトイレが近くなる・・・年齢を重ねると、そんな原因がないのにすぐにトイレに行きたくなってしまうことが増えてきます。
これには、年とともに膀胱を支える筋力が低下したり、運動量が減って汗をかく機会が減ると水分排出のために尿量が増えたりという変化など、様々な要因があります。
毎日の生活の中で、いつの間にかトイレが近くなっていたという方は多いものですが、そのような方がみな病院を受診するわけではありません。
そんなときに、サプリメントを試してみるという方法があります。
排尿トラブル対策に役立つサプリを探すと、まず目につくのがノコギリヤシです。
ドラッグストアでも、ビタミンやミネラル類などのメジャーなサプリとともに、ノコギリヤシ商品を扱うお店が増えています。
ヤシ科の植物の実から抽出されるノコギリヤシエキスが主にサポートするのは、男性の前立腺の変化による排尿トラブルです。
ここでは、ノコギリヤシのほか、排尿トラブルに役立つと言われるサプリ成分を紹介します。
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ノコギリヤシと同じ植物由来の成分たち
同じく植物由来の「イソサミジン」は、沖縄や九州など南日本の海岸近くに自生するセリ科の多年草・ボタンボウフウ（牡丹防風）に含まれる成分です。
ボタンボウフウには、ポリフェノールなどのアンチエイジング成分が豊富なことから、「一株食べると一日長生きする」と重宝されてきた歴史があり、健康茶としても親しまれています。
排尿に関しては、膀胱が過剰に収縮してしまうときの尿意のサポートを期待できます。
ヨーロッパで、ノコギリヤシのようにメディカルハーブとして扱われているのが、ペポカボチャ種子です。
温暖な気候で育つウリ科の植物・ペポカボチャは栄養価が高く、薬用カボチャとも呼ばれます。
その種に含まれるリノール酸、リノレン酸、ビタミンEなどが女性ホルモンや膀胱の筋肉のサポートに役立ち、植物ステロールが男性ホルモンに影響します。
その結果、男女いずれの排尿トラブルにも役立つと考えられており、なかでも女性向けの排尿トラブルサプリでは、ほとんどの商品にペポカボチャ種子エキスが使用されています。
あのフルーツも尿の不調に役立つ？
膀胱が原因の排尿トラブルにおすすめなのは、クランベリーです。
アメリカで主に産出されるクランベリーは、サプリ以外にドライフルーツとしても摂ることができ、「美味しい」という方もいれば、「油っぽくて苦手」という方もいます。
風味が苦手な場合にはサプリで、ヨーグルトなどと一緒に楽しみたい場合にはドライフルーツを選ぶといいですね。
自分の排尿トラブルの原因に合った成分かどうか、という点は、サプリメント選びの重要なポイントです。
40～50代を過ぎてトイレのトラブルが増えてきた男性の場合、やはりおすすめの成分はノコギリヤシでしょう。
「ノコギリヤシを飲んでいるのに変化を実感できない」というときには、服用期間が短すぎないか確認します。
サプリメントの実感は人によって異なりますが、平均すると3ヶ月程度は服用して様子を見るのが一般的です。
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