ノコギリヤシが関係するDHTとは何ですか？
年齢を重ねるにつれて、だんだんと増えてしまうトイレの回数や、尿切れの悪さにおすすめのノコギリヤシ。
「ノコギリヤシエキスがDHTを増やさないようにすることで、このようなトラブルが和らぐのを期待できる」と言われます。
では、DHTとは、どのような物質なのでしょうか。
DHT＝ジヒドロテストステロンは、男性ホルモンの一種です。
男性ホルモンとして代表的なのは「テストステロン」で、DHTとは名前がよく似ていますが、それもそのはず、DHTは元々はテストステロンなのです。
テストステロンが、5-αリダクターゼという酵素によって代謝されることでDHTになります。
テストステロンには、筋肉の増大や骨格の発達など、「男性らしさ」を形成する役割があります。
DHTもまた、生殖器の形成に関係することが分かっており、健康な体を作るのに欠かせない物質です。
にもかかわらず、DHTは「悪玉ホルモン」とも呼ばれています。
この悪玉ホルモンとしてのDHTが、ノコギリヤシと関係しています。
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DHTが「悪玉ホルモン」と呼ばれる理由
DHTが悪玉ホルモンと呼ばれるのは、薄毛や性欲減退を引き起こすためです。
さらにもうひとつ、悪玉と呼ばれる所以として、DHTは尿道周辺の細胞を増殖させます。
尿道を取り囲んでいる前立腺の細胞が増えすぎることで、尿道が圧迫され、スムーズな排尿ができなくなってしまうのです。
その結果、尿が出きらず、すぐにまたトイレに行きたくなったり、尿が残る感じ、尿の勢いが弱い、排尿に時間がかかるといったトラブルを引き起こします。
トラブルを起こすまでにDHTが増えてしまうきっかけは、テストステロンの減少です。
テストステロン量は、30代頃から年に1～2％の割合でゆるやかに減少していきますが、これがストレスや年齢などで減少量が多くなると、前立腺がより多くのテストステロンを取り込みます。
これが酵素により変換されて、たくさんのDHTが生成され、排尿トラブルにつながると考えられます。
そんなDHTへの対策にはノコギリヤシがすすめられます。
ノコギリヤシで、排尿悩みを悪化させない
前立腺が尿道を圧迫することでのトラブルとして、まず最初の段階では、膀胱への刺激が過剰になってトイレ回数が増えます。
次の段階で、さらに尿回数が増えるとともに、尿を出し切るのが難しくなります。
そして最終段階としては、尿が出なくなって腎臓疾患を引き起こす可能性があります。
ノコギリヤシエキスは、5-αリダクターゼをブロックし、DHT増加を抑えて排尿トラブルが和らぐのを期待できます。
ノコギリヤシサプリが最も役立つのは、先に挙げたトラブルの初期の、排尿回数が増えている状態の時期です。
50代を過ぎてだんだんとトイレが近くなってきた、という時期に服用を始め、トラブルを重くしないことが大切です。
植物由来のノコギリヤシは、重篤な副作用の心配がないのが安心ですが、その反面、実感はゆるやかに感じられることがほとんどです。
服用から3か月ほど経って、「トイレ回数が減ったかも」と感じる方が多いと言います。
体の変化を期待しながら、服用を習慣にしてみましょう。
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