配合成分にカボチャエキス？トイレの悩みとの意外な関係
質問：ノコギリヤシサプリで「カボチャ」という成分が入っているものを見たのですが、カボチャとトイレ回数の悩みには関係があるのですか？
回答：ノコギリヤシのサプリメントに配合されているカボチャ種子エキスは、「ペポカボチャ」という種類の植物種子から抽出されます。
日本ではあまり馴染みのない植物名ですが、よくお花屋さんや園芸店で装飾用とされている小さなカボチャをイメージしてください。
洋食で使用されるズッキーニも、このペポカボチャのひとつです。
ペポカボチャの種子には、良質なたんぱく質のほか、βカロチン、トコフェノール、ホルモンバランスを整えるリグナン、血中コレステロール値の上昇を抑えるリノール酸、植物ステロール、ビタミン、ミネラルなど、栄養価の高い成分が豊富に含まれています。
これらの栄養分が総合的にコンディションを整え、トイレの悩みをサポートするのに役立つことが分かっています。
中高年以上の年齢になると、トイレの回数が頻繁になって夜中も尿意で目が覚めてしまったり、尿のキレが悪い、痛みを伴うといった嫌な症状を感じる方が増えていきます。
これは加齢による体内のホルモン量変化が関係していますが、カボチャの種子にはこのトラブルを和らげる成分が認められ、臨床試験でも、ペポカボチャ種子のエキスを飲んで夜間に尿意で目覚める回数が減った、という報告があります。
薬用ハーブの研究が盛んなドイツでは、ペポカボチャは「薬用かぼちゃ」と呼ばれ、果肉は食用に、種子は薬用にして、予防・治療に活用されているのです。
このようなカボチャ種子と同様に、先述の男性ホルモンの変化を整えるパワーをもつノコギリヤシとをサプリメントに同時配合することで、トイレの悩みに対して、より強力なサポート力を期待できる商品が開発・販売されています。
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薬用カボチャのパワーとは？
日本の食卓で親しみのあるかぼちゃといえばホクホクとした西洋カボチャであり、その種は大きくて固いものです。
あれが食べられるの？と疑問もあるかと思います。
確かに西洋カボチャの種を調理するためには、固い殻をむかなくてはいけません。
一方、ノコギリヤシエキスと相性のいいペポカボチャの種には固い殻がなく、炒るだけで食べられたり、そのまま油を採ることができます。
このような特徴があって、南欧やアメリカでは果肉は食用に、種子も薬用として利用されてきた歴史があります。
ペポカボチャで注目したいのは、男女ともに対しての排尿トラブルサポートを期待できる、という点です。
男性でも女性でも、年齢を重ね高齢になるにつれて、トイレの回数が増えたり排尿してもスッキリしなかったり、頻繁な尿意が辛かったりといった悩みを感じる方は増えていきます。
ただしその原因は、男女の体の構造の違いもあり、それぞれ異なる場合が多いのです。
ペポカボチャエキスの複数の成分が、それぞれの原因に影響するために、服用すると総合的にトラブルが和らいでいくのを感じられます。
このような理由から、ノコギリヤシエキスを女性も利用したい場合には、ペポカボチャを同時配合したものがおすすめです。
サプリメントの特徴として、同じ役割をもついくつかの成分を組み合わせて同時に成果を得ることができる、というメリットがあります。
排尿トラブルを和らげるというひとつの目的に対し、ノコギリヤシとペポカボチャ、さらには亜鉛などのサポートを、1日数粒のサプリで摂れるというのは助かります。
それぞれが植物性であることも、安心材料のひとつです。
ペポカボチャを使った食事
サプリメントともに、食事でもペポカボチャ種子のパワーを活用してみましょう。
パンプキンシードオイルは、カボチャの種を圧搾した食用油で、リグナン、リノール酸、リノレン酸、トコフェロールといった豊富な栄養が含まれています。
濃いグリーンのオイルにはナッツ似た香ばしさがあるので、ゴマ油のような使い方がおすすめです。
豆腐やあえ物など、薄味のおかずに2～3滴垂らしたり、ドレッシングの材料として使ってみてください。
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