得られた臨床試験結果を教えてください!
ノコギリヤシといえば、北米インディアンが古来から「滋養強壮の薬」として食用にもしてきたハーブであることはご存知だと思います。
ヨーロッパから北米を訪れた人達がそのパワーに注目し、諸国に持ち帰ってさまざまに研究・臨床試験が行われ、その結果現代では、排尿関連等に対する医薬品としても用いられるようになりました。
日本では健康食品のひとつとして手軽に手に入れられるノコギリヤシですが、飲み始める前に、どのような臨床試験結果が得られているのかも知っておきたいところですよね。
1995年にイタリアで行われた研究では、前立腺肥大に悩む方63名に、160mgのノコギリヤシエキスを3週間投与したところ残尿感が軽減された、という報告がなされています。
さらに94名の前立腺肥大のトラブルのある患者を2つのグループに分けて、一方のグループのみノコギリヤシエキスを1ヶ月間摂取したところ、摂取グループにおいて夜の排尿回数が約半分に減少したことから、頻尿の軽減が認められる、とする試験結果があります。
ノコギリヤシは、19世紀初期にはお茶としてトラブルをサポートするのに用いられ始め、1950年代には男性の排尿関連のトラブルを鎮める成分があるとして服用されるようになります。
そして先のような臨床試験結果の報告がなされはじめ、1990年にフランスのシャンポール博士が前立腺肥大への大きな成果を報告したことで、ヨーロッパ医学会の注目を集めることとなったのです。
研究結果に見られるようなパワーも嬉しいですが、食用ハーブとして手軽に飲むことができるのも嬉しい点ですね。
トラブルが和らぐのを感じるまでには数ヶ月が必要なこともありますが、安心して飲み続けることができます。
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臨床試験とは
臨床試験とよく似た言葉に「治験」がありますが、両者は異なるものです。
治験は、新しい薬や医療器具の承認申請に必要なデータ収集を目的として患者に対して行われ、厚生労働省の承認を受けています。
一方で臨床試験は、薬や医療器具の安全性・有効性を確認するため、治療を兼ねて行われるテストとされています。
日本で初めてのノコギリヤシ臨床試験
ノコギリヤシは現地のインディアンが民間療法に利用していた古い歴史がありながら、その有効性がしっかりと確認され始めたのは近年のことであり、シャンポール博士の医学会での発表も1990年と、そう昔のことではありません。
日本では、2008年に初めて、日本人の前立腺肥大症患者に対する臨床試験が行われ、その結果が報告されています。
ノコギリヤシ含有食品が日本人の前立腺肥大症にも成果があるのかを確認することを目的に行われました。
問診によって軽度~中度の前立腺肥大症と認められる日本人男性12名を6名ずつの2グループに分け、グループ①ではノコギリヤシ含有食品2粒(ノコギリヤシエキス320mg分)を、グループ②ではプラセボ(偽薬)2粒を8週間摂取し、その結果を国際前立腺症状スコアで比較しました。
その結果、ノコギリヤシを摂取したグループ①で、残尿感や尿勢、腹圧、頻尿、夜間頻尿、尿意切迫感といったスコアにおいて統計学的優位に成果の傾向が見られました。
この臨床試験によって、日本人の前立腺肥大症患者においても、ノコギリヤシエキスによる排尿困難がサポートされることが確認されたのです。
実証されたノコギリヤシパワー
ヨーロッパでは多くの臨床試験で確認されていて、日本でもノコギリヤシサプリ服用者の喜びの声やその愛用者の多さが知られてはいたものの、この臨床試験の報告によって初めて、日本においてもその有用性が実証されました。
多くの日本のノコギリヤシサプリにおいて基準値とされている「1日の摂取量・320mg」という数字の信ぴょう性について確認された意義も大きいですね。
この臨床試験の考察では、高齢化社会が進行する日本において、ノコギリヤシエキス含有食品が前立腺肥大症のサポートに役立つとして期待される、と言われています。
第1次ベビーブーム=団塊の世代が2012~2014年にかけ65歳に達し、高齢化のスピードはいま最も早まっています。
これ以降スピードは弱まるものの、2035年には3人に1人が高齢者になると推計され、それだけ排尿トラブルに悩む人も増加するということです。
こういった必要性、需要として、未来ではノコギリヤシサプリがさらに身近な健康食品となっているのかもしれません。
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