ノコギリヤシを飲む方に勧められる体操とはどんなもの?
中高年、高齢と呼ばれる年代になって、排尿のスッキリ感や漏れ、急な尿意、夜中のトイレなどで悩んでいる方に勧められるサプリといえば、ノコギリヤシです。
このような悩みで状態が初期の場合、治療の必要性は低く、生活習慣や食事の見直しによって対策する、つまりセルフケアが基本となってきます。
誰もが自由に購入できる健康食品のノコギリヤシは、そんなセルフケアにぴったりと言えます。
ノコギリヤシには副作用の心配がありませんがホルモンに影響するので、ホルモン療法中の方や妊娠・授乳中の方はノコギリヤシを服用できません。
この点にだけは注意するようにしましょう。
ただし、ノコギリヤシを飲んでも普段の生活はこれまでと同じ・・・というようでは、ノコギリヤシの実感を十分に引き出すのが難しくなります。
十分な睡眠、休息、栄養バランスのいい食事の心がけなどと一緒にぜひ取り組みたいのが、排尿の悩みに合わせた体操の習慣化です。
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いつでもどこでも、骨盤底筋体操
加齢とともにノコギリヤシが必要となる排尿トラブルが増える原因はいくつか考えられ、そのいくつかが同時に起こっていることは少なくありません。
そんな原因のひとつに、加齢による臓器の機能低下があり、なかでも大きく影響するのは「骨盤底筋の機能低下」です。
膀胱や尿道、大腸など、下腹部の臓器を支える骨盤底筋の力が、加齢や出産経験などで弱まってくることで、尿漏れしたり、スムーズに排尿するのが難しくなります。
そのような場合には、骨盤底筋体操で筋力を取り戻すことが大切です。
まず、肛門や膣をキュッと体の中に絞り込むようなイメージで縮めます。
そのまま5つ数えたら、力を抜いて5つ休みます。
これを8回繰り返すのを1セットとし、1日に5~10セット程度を習慣化しましょう。
毎日繰り返すことで、少しずつ骨盤底筋の筋力が鍛えられます。
基本は立った姿勢で行いますが、仰向けや、肘・膝をつけた四つん這いの姿勢、机に手をついて、椅子に座ってなど、色んな姿勢で行えるのが骨盤底筋体操の魅力です。
起床時や、食器を洗っている時、電車の待ち時間など、ちょっとした時間を利用するのが継続のポイントです。
睡眠中の尿意に、足上げ運動
もうひとつ、夜中にトイレに起きてしまう方におすすめの「足上げ運動」を紹介します。
日中は両足に溜まっている水分が、睡眠時に体を横たえると上半身へと移動し、その際に膀胱がいっぱいになってしまうというケースがあります。
これを対策するのが足上げ運動です。
運動といっても、就寝の2~3時間前に、両足を高くした状態で1時間過ごすだけです。
テレビを見たり読書する間、膝下からふくらはぎを、椅子や高めのクッションに載せ、キープしておきましょう。
こうすることで、足の水分が下腹部に戻り、就寝前の尿の排出を促します。
寝る直前にやると、就寝後すぐに尿意を感じて起きてしまいますし、逆に足上げ運動後の時間が空き過ぎると、排尿後再び足に水分が溜まってしまいます。
就寝2~3時間前などちょうどいいタイミングをつかみ、同じタイミングでノコギリヤシを飲んでおくのもいいですね。
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