ノコギリヤシのどんな成分が排尿トラブルに役立っているの？
中高年以降、だんだんとトイレに行く回数が増えてきたり、尿のキレが悪くなってきたりといった悩みを感じる方が増えていきます。
このような変化には確かに体の老化が関係しますが、老化だからといって諦めることはありません。
対策の方法はいくつかあり、そのうちのひとつが、ノコギリヤシサプリの服用です。
ヤシ科の植物の果実から抽出するエキスに、排尿トラブルの緩和が期待される理由とは・・・果実を構成する成分にあります。
ノコギリヤシエキスの主成分は、オクタコサノール、植物ステロールです。
緑色精油、不揮発精油、ラウリン酸・オレイン酸・リノール酸などの脂肪酸類、ステロイドサポニン、樹脂、タンニンなど、様々な成分が含まれています。
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ノコギリヤシの構成成分、その役割は？
ノコギリヤシ果実の皮に含まれる飽和アルコールの一種、オクタコサノールは、エネルギー生産量をサポートし、持久力や集中力アップに繋がると言われています。
植物ステロールのひとつであるβシトステロールは、ノコギリヤシの重要成分として聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
コレステロールに似た成分で、コレステロールの吸収をブロックし、動脈硬化へのサポートが期待できます。
さらに男性ホルモンバランスの調整にも役立つため、男性のホルモンバランスの変化によって引き起こされる排尿トラブルに重宝されています。
オレイン酸、リノール酸は、血液をサラサラにしたい、体脂肪やコレステロール値が気になるという方におすすめです。
各成分と5-αリダクターゼの関係
ノコギリヤシと排尿トラブルの関係で注目されるのは、ノコギリヤシエキスが悪玉ホルモンである5-αリダクターゼをブロックするためです。
そして5-αリダクターゼは、1型と2型の2種類に分けられます。
先に挙げたいくつかの成分で、5-αリダクターゼのブロックが見られます。
まずβシトステロールにその役割が認められ、オレイン酸とリノレン酸は1型5-αリダクターゼにより影響し、ラウリン酸は1型と2型双方のブロックを期待できます。
総合的に見てノコギリヤシエキスは、1型と2型双方の5-αリダクターゼに影響し、前立腺の変化をブロックすることで排尿トラブルに役立つと言われるのです。
これらの脂肪酸は、酸化が進むとそのパワーが落ちてしまうことが分かっており、保存容器を開けっ放しにしたり、開封後長い間放置してしまうと、十分なサポートを発揮できなくなります。
ノコギリヤシの生育条件や精製のノウハウによっても、ノコギリヤシエキス本来のサポート力が左右されます。
ノコギリヤシエキスのサポート力をしっかり引き出すためには、原料や抽出法、製造工程において信頼がおける商品を選びましょう。
空気に触れたままサプリを放置することなく、容器にしまって暑くなり過ぎない場所で保管しましょう。
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