ノコギリヤシを飲んでもたれる場合は?
ノコギリヤシは、数あるメディカルハーブのなかでも特に副作用のリスクが少なく、安全性が高いと言われています。
それでも服用した際に「胃がもたれる感じがする」「腹痛がある」「下痢をした」「吐き気がした」といった体験が聞かれることがあります。
このような状態になるのはどうしてなのか、可能性がある原因をいくつか挙げてみましょう。
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摂取量や飲みかたは大丈夫?
まず、ノコギリヤシ摂取量は適正でしょうか?
サプリメントは食品と同じものであり、食べ過ぎのようになって胃もたれや腹痛が起こっている可能性があります。
メーカーによって1粒のノコギリヤシ含有量、1日の推奨摂取量は異なりますが、日本のメーカーのほとんどでは1日320mgを基準として服用量が決められています。
「一日でも早くスッキリしたいから」と多めの量を飲んでも、ただ飲み過ぎになって不調を招くだけで、早く実感が得られるというものではないのです。
適正量を飲んでいるのに胃に負担を感じるという場合には、それが「自分にとっての適正量」でないのかもしれません。
体質によって、成分の影響には差があります。
負担を感じる場合には摂取量を少し減らしてみてください。
もしくは少量から飲み始めて、少しずつ適正量に近づけることで、どのぐらいが自分に合う服用量なのかを確認します。
また、空腹時に飲むことで胃に負担を与えている可能性もあります。
サプリに対しては、空腹時に飲むと一番体内に吸収されやすい、という考え方もありますが、一方で胃への刺激が強くなるという見方もあります。
できれば空腹時を避けて、食後に飲むようにしてみましょう。
また、ノコギリヤシは油に溶けやすい性質(脂溶性)であるため、服用前の食事では油分を摂るようにすると体内への吸収されやすくなり、胃への負担を減らせる可能性があります。
商品を変えてみたらうまくいった、という人も
同じノコギリヤシサプリでも、使用するエキスの産地、抽出方法、製造工程や場所、合わせる配合成分など、商品によって様々に異なります。
またサプリメントには体質との相性があると言われ、ある商品を飲んでみて「全く改善しない」と思っても、別のノコギリヤシ商品を飲んでみたらすぐに実感があった、という声も珍しくないのです。
体質に合わないのかも?と感じたら、一度別の商品に変えてみるのもひとつの方法です。
サプリメントは薬のように早い回復を目指すものではなく、少しずつ体の中から変えていこうとするものです。
誰にとっても同じように実感が得られるものではありませんが、毎日しっかり飲み続けることで「夜中何度もトイレに起きていたのが、朝までぐっすり眠れるようになった」「何度もトイレに立つことがなくなった」といった変化を感じる方もいます。
胃がもたれるなどの不調を感じたまま飲み続けるのは良くありませんが、まずは上記のような点に気をつけてみて、服用感が変わらないようであれば信頼できる別の商品を試してみてくださいね。
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