ノコギリヤシを摂りつつ、鍛えた方がいい筋肉があるって本当！？
さっきトイレに行ったばかりなのにまたトイレ・・・といった毎日を送っているものの、「年のせいだから仕方がない」と我慢している方が少なくありません。
そのような方におすすめなのが、ハーブの実の成分を抽出して作られた「ノコギリヤシ」のサプリメントです。
自然の成分で安心して摂取することができ、ホルモンの生成を整えることによって、辛い排尿関連のトラブルを和らげていきます。
ただし医薬品とは違って即効性はないために、長い目でサプリメントを飲み続けることが必要です。
ノコギリヤシのパワーを期待しつつ、同時に筋肉を鍛える簡単なトレーニングを行うことでもトラブルが和らぐよう、チャレンジをおすすめします。
鍛えたいのは、排尿をコントロールする「骨盤周りの筋肉」です。
骨盤底筋は加齢とともに緩んでしまうものであり、意識して動かし鍛える必要があります。
立った状態でお尻をギュッと引き締めて10数え、その後力を緩めます。
これを3回繰り返します。
今度はお尻の「引き締め↔緩め」の動作を、素早く10回繰り返します。
この体操を朝・昼・夜に行う習慣にしましょう。
寝た状態、座った状態でも効果がありますよ。
睡眠中の尿意で悩んでいる場合、骨盤周りの筋肉が緊張状態になっていて、膀胱が広がりにくくなっている可能性があります。
眠る前にこの筋肉をリラックスさせる体操をお勧めします。
立った状態で腰に手を当て、4つ数えながらゆっくりと骨盤を右へ動かし、同様に左へ動かします。
これを往復5回繰り返します。
呼吸は自然なままで、息を止めないようにしてください。
今度は骨盤で8の字を描くように、ゆっくりと8秒間かけて動かしましょう。
右回し、左回しを5回ずつ繰り返します。
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ノコギリヤシのサポートに関係する筋肉
ノコギリヤシの力に期待したい方にとって気になるのは、やはり膀胱とその周囲です。
そもそも尿を溜める袋である膀胱自体が、「膀胱排尿筋」という弾力のある筋肉で構成されることをご存知ですか？
膀胱は普段は柔らかく弛緩していて、個人差がありますが数百ccもの尿を溜めることができます。
副交感神経である骨盤神経を介し、膀胱を構成する筋肉を収縮させることで排尿します。
尿漏れが気になる方にとって重要なのが、膀胱の開け閉めの役割を果たす「尿道括約筋」です。
尿道括約筋は、横紋筋（意志で動かせる）である外尿道括約筋と、平滑筋（意志では動かせない）の内尿道括約筋とで構成されていて、これらの筋肉が収縮して膀胱の門を閉めています。
強い尿意を感じてもトイレにいけない時には意識的に尿道を閉じますが、これは外尿道括約筋を収縮させている状態です。
排尿時には、尿道括約筋全体が緩みます。
ノコギリヤシエキスは、酵素の成分をブロックして男性ホルモンの状態を良好に保つだけではなく、尿道括約筋の動きをサポートする力が認められています。
膀胱の開け閉めは尿トラブルにとって重要な動きですから、このサポートは嬉しいですね。
心因面をカバーする「膀胱訓練」
尿意が頻繁になってくると、尿が漏れてしまうことや排尿自体に強いストレスを感じるようになってしまい、精神面でもトラブルを悪化させてしまいがちです。
泌尿器科で治療を受けるほど深刻ではない、トラブルの初期段階でやっておきたいのが、膀胱に尿を溜める練習「膀胱訓練」です。
トイレ回数が頻回であっても、多くの場合には膀胱に十分な尿が溜まっていません。
そこで、尿意を感じても5分ぐらいはトイレに行くのを我慢してみてください。
尿道や肛門に力を入れるイメージで、漏らさないようにしましょう。
できるだけ排尿のことを考えず、このタイミングで骨盤底筋体操をすると一石二鳥です。
尿意のたびに我慢するのは辛い、という場合には、無理せずに1日のうち何回かだけでもこの訓練を行います。
まずは一週間を目標に、我慢する時間を5分から10分、15分と、少しずつ伸ばしていきます。
焦らず数か月間をかけて、排尿回数を1日に7～8回に減らせればベストです。
ただしこの訓練が有効なのは、心因性の要因が大きい場合に対してであり、ほかの要因に対しては逆に症状を悪化させてしまう可能性もあります。
基準として、尿意を感じたときに強い下腹部痛を伴わなければ、実際に尿は溜まっておらず膀胱訓練が有効です。
心配な時には医師に相談してみてください。
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