ノコギリヤシエキスはどんな抽出法で作られているのですか?
ヤシ科の植物で、まるでノコギリのようなギザギザの葉をつけるハーブ・ノコギリヤシ。
そのエキスは葉から取れるわけではなく、秋の終わり頃になる黒く小さな実を乾燥させて抽出します。
ノコギリヤシエキスの抽出法として、最も有名で信頼されているのが「超臨界抽出法」です。
これは、イタリアで植物由来成分の研究・製品開発を行う世界的メーカー「インデナ社」が、研究を重ねて開発した抽出方法であり、最もノコギリヤシのエキス抽出に適していると言われています。
この方法が開発されるまでは、アルコールやオイルを使って果実からエキスを溶かし出すのが主流でした。
しかしノコギリヤシは熱に弱い性質があります。
加熱することで品質が劣化したり、酸化してしまうのが難点でした。
また、溶媒として使用するアルコール・オイル類の残留が懸念されたり、長期保存のために製造過程で安定剤・酸化防止剤などの添加物を混ぜる必要があり、決して純度が高く安全な製品とは言えなかったのです。
一定の温度と気圧で調整して作り出した「超臨界流体」という状態の炭酸ガスを触媒にすることで、果実から純度の高いエキスを取り出すのが「超臨界抽出法」です。
このプロセスで作ったエキスには酸化・劣化の心配がないために、添加物を加える必要がありません。
最も自然に近い状態で、その成分を利用できるエキスであると考えられています。
例えばノコギリヤシ成分の含有量が同じ2つの商品であっても、超臨界抽出法でとったエキスなのか、それ以外の方法で抽出したエキスなのかで、そのパワーはまるで違ってきます。
エキス抽出方法の確認は、質の良いノコギリヤシ商品選びのポイントのひとつとされています。
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ノコギリヤシエキス、どうやって抽出する?
ノコギリヤシの力に一番初めに気が付いたのは、その自生地である北米に居住していたインディアンたちです。
ノコギリヤシの実を食べている馬の毛艶が良いことに気が付き、滋養強壮などへの民間療法として、その実を乾燥させたものを食していました。
これを知った欧州の研究者が持ち帰り、ハーブとして研究を重ね、現在のように世界中に広まったのです。
ハーブですから、煮出してお茶として飲む摂取法もあります。
黒い実は固いため、少し砕くなどしてから10gに対し500mlのお湯で10分程度煮出していただきます。
こういった抽出法でも、ゆったりとリラックスして飲む習慣をつけることで、排尿回数やキレの悪さといった悩みをサポートすると言われますが、有用成分は熱に弱いことやその純度を考え、よりよい抽出法の研究が続けられてきました。
水やエタノールにエキスを浸出させる抽出法がありますが、エキス以外の成分が混ざったり酸化しやすく、商品として流通させるには添加物が必要となり、やはり「より効果的」とはいえません。
数々の試行錯誤のうえ、二酸化炭素の臨界温度を利用し、果実の細胞膜だけを破壊して有用成分だけを抽出できる「超臨界抽出法」が発案・実用化されたのは、ごく最近の出来事です。
これにより、より純度が高く保存性の高いエキスを、最大限抽出できるようになりました。
超臨界抽出法を開発した「インデナ社」とは?
イタリアを本拠地に、世界40か国以上で薬効のある植物を栽培、原料製造・販売を行うインデナ社は、80年以上の歴史を持ち、植物由来成分を専門に扱う企業です。
社員の1割が研究活動に専念していて、世界の大学や研究機関と協力し、医薬品に用いる有効成分の開発や、健康食品に用いる植物由来の有用成分の生産、抽出液製造を行っています。
インデナ社のエキスを使用しているノコギリヤシは確かな信頼性があるといわれますが、その背景にはインデナ社の定める厳しい品質管理基準が存在します。
「インデナ30」と呼ばれるその基準は、原料栽培から製品出荷に至るまで、30を超える厳しい内容となっています。
例えば原料の栽培地域の選択、収穫方法、農薬検査など、すべての記録データ、手順などが二重にチェックされ、全審査をクリアした製品だけが市場へと出荷されるのです。
新たな有用成分の商品化では、あらゆる国際規則にのっとった検証が徹底的に実施され、臨床試験が慎重に行われます。
体の不調をサポートするサプリを探すなら、その信頼性はしっかりと確認したいものですが、インデナ社のエキス・抽出法の採用はその基準のひとつとされています。
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ノコギリヤシエキスの抽出法に関してまとめた動画
このページの内容をまとめた動画です。
ノコギリヤシについて、さらに知識を深めて頂くために御活用ください。
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