服用期間中に、ほかの薬を飲んでも大丈夫?
ノコギリヤシはサプリメントのひとつであり、薬のように即効性があるものではありません。
個人差がありますが、成果を実感するまでには早い人で1か月半、長くて半年~1年という方もいます。
したがって、ある程度の期間飲み続けることが前提となっています。
そこで気になってくるのが、例えば「ノコギリヤシ服用中に風邪をひいたら、風邪薬と一緒に飲んでも大丈夫?」といった疑問です。
何ヶ月かの間に風邪のほか、頭痛や腹痛を感じることもあるでしょうし、怪我をするかもしれず、色々な薬との併用の可能性があります。
ノコギリヤシは、古来から食用にもされてきたハーブの一種であり、健康食品です。
これまで多くの方に世界中で服用されてきましたが、副作用の報告はなく、薬と飲み合わせても問題はないと考えられます。
サプリメントのパワーを引き出すためには毎日、決まった量を飲み続けることが大切ですから、ほかの薬を飲んでいる間はノコギリヤシを止めるのではなく、しっかり飲み続けてください。
不安な場合は処方を受ける医師に確認すると安心ですが、「大丈夫」と言われるはずです。
注意したいのは、サプリメントにはノコギリヤシ以外の成分が同時配合されているという点です。
自然由来の成分など問題がないものも多いですが、中には注意が必要な配合成分があるかもしれません。
商品選びの際にはこのような飲み合わせの観点でも、配合成分をチェックしましょう。
免疫力のサポート、健康維持に役立つパワーが期待できる成分が同時配合されていれば、一緒に飲むことで、風邪薬の併用も期待できるかもしれません。
さらに、ノコギリヤシは男性ホルモンに機能することで排尿にまつわるトラブルを和らげるという性質上、ホルモン治療薬の服用と併用することはできません。
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薬としての側面もあるノコギリヤシ
日本ではサプリメントとして扱われているノコギリヤシですが、歴史上でも現代でも、海外では薬として扱われてきたという事実があります。
ノコギリヤシの自生地に住んでいたインディアンたちの間では、滋養強壮のほか尿道疾患の治療薬として用いられていました。
移民が持ち帰り研究を進めたヨーロッパの地では、泌尿器疾患の患者にはじめはお茶として、次第に服用薬として処方されるようになり、現在では治療薬として認められています。
中国の地では、漢方薬の「棕櫚子」がノコギリヤシにあたり、やはり泌尿器疾患に用いられます。
薬とサプリメントでは、まずその目的・役割が異なります。
薬の目的は病気の治療、症状の緩和ですが、サプリメントの目的は病気の対策です。
トイレの回数が多い、尿のキレが悪いといった悩みで、あまりにも症状が重い場合にはもちろん病院で治療を受ける必要があります。
しかし治療を受けても思うように症状が改善しなかったり、病院に行くほどでもないけれど気になる、というケースもあります。
このようなときに、ノコギリヤシのサプリメントが強い味方となるのです。
トイレの悩みに処方されるのはどんな薬?
残尿感や、排尿時に痛みを感じる膀胱炎では、ウィルスによる炎症を抑えるため、抗コリン剤、抗生物質などの抗菌剤のほか、膀胱平滑筋弛緩薬が処方されます。
再発を防ぐために、服用期間の指示をしっかりと守ることが大切です。
意外に多いのが、心因性の要因でトイレの回数が増えているケースです。
泌尿器に問題がないのに、尿意を我慢した経験によるストレスなどが原因で、尿が溜まっていないのにトイレに行きたくなります。
集中している時や睡眠中には尿意が起こらないのが特徴です。
心因性なので本来は薬を飲む必要はありませんが、症状が重いときには、抗不安薬や自律神経調整薬、抗うつ薬などが用いられます。
年齢を経るにつれてトイレが頻繁になったり、睡眠中尿意で何度も目が覚めてしまうのには、男性ホルモンの変化が影響しています。
このような悩みの役に立つのが、薬ではないノコギリヤシのサプリメントが持つ力です。
男性ホルモンが悪玉ホルモンに変わってしまうことで尿に関する悩みが引き起こされていますが、ノコギリヤシには、この変化をブロックする成分が認められます。
この成分をサポートとして、毎日サプリメントを飲み続けることで、体の中からの悩み改善を期待できるのです。
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