日本でノコギリヤシはどれくらい認知されているの？
「友人とお酒を飲んでいて、何度もトイレに立っていたら『ノコギリヤシを飲んでみれば？』と勧められた」「夜中に何度もトイレに起きることを話したら、娘がノコギリヤシのサプリを買ってきてくれた」といった体験談があります。
このようにノコギリヤシは、知っている人は知っているけれど、知らない人も多いサプリです。
何かの情報誌や薬局でたまたま見かけた、排尿トラブルで困っていて調べてみたら行き当たった、といったことがなければ、耳にすることがない名称かもしれません。
このように日本でのノコギリヤシ認知度は決して高いものではないと考えられています。ただし浸透度としては徐々に広がり始め、知る人ぞ知るサプリメントのひとつと言えるのではないでしょうか。
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海外では広く浸透している国も
アメリカやヨーロッパ、中国などでは、日本よりもノコギリヤシ浸透度はより広い、と考えられます。
まずアメリカでは、日本のように健康保険加入率が高くないため、すぐには病院にかからずセルフケアでの健康維持が基本です。
セルフケアではサプリメントが活用され、ノコギリヤシの認知度も高いと考えられます。
アメリカは、ノコギリヤシそのものの原産国でもあります。
ヨーロッパは、メディカルハーブの研究が盛んです。
ノコギリヤシエキスの抽出法として信頼性が高い「超臨界抽出法」も、ヨーロッパのイタリアで開発されたもの。
ノコギリヤシに関して、臨床試験が繰り返された歴史があり、ヨーロッパの数か国では泌尿器科の処方薬として用いられています。
中国で生まれた漢方では、ノコギリヤシは「棕櫚子」という名の生薬として利用されてきた歴史があります。
日本でも将来浸透度は高まる？
一方日本はというと、サプリメントそのものが浸透し始めたのが1990年代頃のことであり、主流のビタミン類などに遅れて、ノコギリヤシサプリも徐々に認知度が上がっているところです。
ノコギリヤシがサポートする排尿トラブルには、加齢が深く関係します。
トラブルの原因となっている前立腺の変化が起こるのは、主に50代からです。
それ以降トラブルを感じる方が増えていき、80歳代の男性の80％が排尿時に何らかのトラブルを感じていると言われます。
超高齢化社会に突入した日本では、高齢者にまつわる問題が注目されるようになってきており、ノコギリヤシの需要も高まることが予想されます。
前立腺トラブルの増加に、食の欧米化や生活習慣の変化も影響しており、この点からノコギリヤシの必要性が増しているという考え方もできます。
トイレの回数が少しずつ増えたり、尿のキレが悪くなったり、排尿トラブルは少しずつ進行するため、「年齢のせいだから」と我慢して生活を続けがちです。
ノコギリヤシの存在を知っていればセルフケアを試すことができ、毎日の不快感も和らぐかもしれません。
ドラッグストアでも2～3種類の商品を見ることができますが、通信販売であればさらに商品の選択肢が広がります。
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