子供の排尿トラブル、ノコギリヤシを飲んでもいい?
結論から言うと子供はノコギリヤシサプリの対象年齢ではなく、服用は出来ません。
ノコギリヤシが中高年に人気がある理由は、ホルモンに影響することで排尿トラブルのサポートを期待できるためです。
男性ホルモンのテストステロンがジヒドロテストステロンに変わるのを、ノコギリヤシエキスがブロックすることが分かっていて、これによってジヒドロテストステロンの影響である排尿関連のトラブルをサポートするのです。
子供がノコギリヤシを飲まないほうが良い理由は、この科学的エビデンスにあります。
成長途中の子供にとってホルモンの役割が特に重要で、そのような時期にノコギリヤシがホルモンに影響するのは良くないと考えられます。
ノコギリヤシサプリは植物由来で特に副作用の報告もなく、大人にとっては安全性の高い成分であるのは事実ですが、ホルモンの状態が重要な時期である子供時代、そして妊娠・授乳中の方は服用を避けましょう。
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子供の排尿トラブルはどんなときに起こる?
排尿トラブルは中高年以上に限られた悩みではなく、さらに若い世代、そして幼児~中高生といった子供にも起こります。
大人の場合、加齢によるホルモン量の変化や生活習慣が原因として多く見られますが、子供の場合にはこれは当てはまりません。
よくあるのは、新年度や引越し、転校など環境の変化があったときや、発表会や遠足、修学旅行など普段とは違う環境で「緊張」が続くときに、すぐにトイレに行きたくなってしまうというもの。
「またトイレに行っている」とクラスメートに思われるのではないか、漏らしてしまったら恥ずかしいなどストレスを感じてしまい、その不安がまた尿意へとつながってしまいます。
シンプルに、飲み物をたくさん飲み過ぎていて尿意が増えるケースもあります。
特に冷たい飲み物は尿意を強めてしまいます。
原因を解決することが大切
中高年の排尿トラブルではノコギリヤシがその原因をサポートしますが、子供の場合には原因が別です。
それぞれの原因を突き止めて解決する必要があります。
何かのイベントでの緊張が原因の場合には、そのイベントが終われば尿意も解決するはずです。
排尿への不安やトラウマが原因の場合には、例えば幼児ならトイレで失敗しても叱らない、嫌な顔をせずに対応する、そして子供の不安をあおらないことが大切です。
「おしっこは大丈夫?」と言いすぎたり、大人が不安を口に出したりはしないよう、気をつけてみましょう。
そして、子供の不安が減るような声掛けをしてみます。
「寒くなって汗をかかないからおしっこが増えているんだね」「今日は暑くていっぱい飲み物を飲んだからトイレが増えたね」など、納得できる理由を聞けば子供も安心します。
ただし、何かの病気の兆候でトイレ回数が増えている場合もあります。
何かに夢中になっている時や寝ている間も頻繁にトイレに行きたがる場合や、尿の色がおかしい、痛みなどを伴うような場合には、医師に相談してみてください。
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