「ソーパルメット」とも呼ばれるというのは本当ですか？
すぐにトイレに行きたくなるなど、おしっこについてのいろいろな悩みをサポートするサプリメント・「ノコギリヤシ」とは、北アメリカで自生する植物の実のエキスを抽出したものです。
これは日本での名称であり、原料となる植物は学名ではSerenoa Serrulata、そして欧米ではSaw Palmetto＝ソーパルメットと一般的に呼ばれます。
日本で見かけるノコギリヤシ商品にも「ソーパルメット」の名を用いているものが見られます。
Sawとは「のこぎり」、Palmettoとは「扇型の葉を持つヤシの総称」です。
その名のとおり、ヤシ科シュロ属の常緑低木であり、1m近くにもなる葉は、のこぎりのようにギザギザした形をしています。
ノコギリヤシのエキスには、男性ホルモンの変化に影響することで、先述のような排尿関連の悩みを緩和する力があると考えられています。
日本では健康食品として扱われますが、欧州では泌尿器疾患への処方薬として用いられているのです。
果実のエキスを純度高く取り出せる「超臨界抽出法」が開発されています。
超臨界抽出法によって製造されているというのは、サプリメントの品質を見極めるポイントの一つです。
サプリメントとしての利用のほか、ハーブとしての利用も可能ですが、実は硬いので、ハーブティー用に加工されたものを探してみるといいですね。
いずれの方法でソーパルメットの力を利用するにしても、摂取量を守り、過剰摂取は避けることが重要です。
もともとはネイティブアメリカンが食用にしていた「自然の常備薬」であり安全性が認められていますが、欧州を中心として行われてきた臨床実験においては、そのパワーの実績を確認することもできます。
そのパワーを悩みに合わせて賢く利用し、快適な毎日を送る手助けとしてください。
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ソーパルメットは英名
ノコギリヤシ商品を探してみると「ソーパルメット」と呼ばれる商品もあり、ノコギリヤシとソーパルメットは何か違うのかな？と疑問に思う方もいるかもしれませんが、両者は同じ植物を指していて、商品に何ら変わりはありません。
日本で最も馴染みがあるのは「ノコギリヤシ」という呼び名ですね。
ノコギリのようなギザギザの葉を持つヤシ科の植物ということで、私たちにとっては想像がしやすい呼称です。
これは「和称」のひとつであり、もうひとつの和称に「ノコギリパルメット」という呼び名もあります。
ノコギリヤシと、英名であるソーパルメットの双方を組み合わせた名前と言えます。
ちなみに学名は「Serenoa repens」であり、アメリカの植物学者であるSereno Watsonにちなんでいます。
海外からの輸入サプリ商品を見てみると、Saw Palmetto ソーパルメットと記載されたものが多いですね。
世界中で愛用者の多いソーパルメット
ソーパルメット＝ノコギリヤシのサプリを愛用する方の目的にもいくつかありますが、なかでも多く切実なのが、排尿回数や夜中の尿意、排尿時のキレの悪さといった不快感です。
こういった悩みはアメリカでは男性の50％が経験すると言われ、そのうちノコギリヤシサプリを使用する方は200万人以上と言われます。
アメリカの研究者は、トラブルの予防のために45歳頃からのノコギリヤシ服用を推奨しています。
日本では、40歳代で男女の5％が、50歳～60歳代で10％を超え、80歳以上では実に40％以上の方がこのような排尿時の悩みを感じているといい、「年のせいだから」と諦めていても、実はノコギリヤシのサポートが役に立つという方は多く存在すると考えられるのです。
日本でもノコギリヤシの体験談が多く見られますが、アメリカでの事例を2つ見てみましょう。
55歳の男性作家はとても健康で、食欲もあり睡眠時間も十分。
健康的な生活を送っているにもかかわらず、朝の目覚めは疲れきっていました。
その原因は、夜中6回もトイレで起きることによる睡眠不足だったのです。
そこでノコギリヤシエキスを1日2回服用してみると、5週間後にはトイレの回数が6回→1、2回にまで軽減しました。
また別の男性は、1日に25回もトイレに行き、抗生物質を飲んでみても仕事にも支障をきたすように。
肉や炭水化物中心の食事を野菜中心に変え、朝食時の水のがぶ飲みを控えて水分は昼～午後にとるようにしたうえ、ノコギリヤシエキスを1日2回服用すると、3週間でトイレ回数が半分になり、尿漏れもなくなったそうです。
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